公式解説同様, A,R,C は共線であり, AC は BD の垂直二等分線であるから, RD=RB が成り立つ.
したがって, AP=10x(⟺DQ=9x) とし, R から AB,CD に下ろした垂線の足をそれぞれ H1,H2 とすると, PR=RB より,
PH1=H1B=21PB=21−5x
△RAB と △RCQ は相似で, H1,H2 はこれらの相似において, それぞれ対応関係にあるから,
H2Q=ABCQH1B=(1−9x)(21−5x)
したがって,
AH1DH2=AP+PH1=5x+21=DQ+QH2=45x2−21x+21
が成立し, ∠DAB=θ とおくと, AH1=DH2+ADcosθ が成立し, これを整理すると, cosθ と x について, 以下を得る.
cosθ=−45x2+211x
0<10x<1 の範囲で上の式は x=18011 のとき, 最大値 720121 をとり, 実際 x=18011 を満たす図は存在するので,
AC=2ABcos2θ=22cosθ+1
は, cosθ=720121 のとき最大値 602910 をとる.