f(x)=a(10x−1)4+b(10x+1)4+c(20x−1)4+d(20x+1)4 と定めると
{f(2)=f(3)=f(4)=f(5)=−1e=f(1)+1である.因数定理より,実数 k を用いて
f(x)=k(x−2)(x−3)(x−4)(x−5)−1=k(x4−14x3+71x2−154x+120)−1
と表すことができる.k を決定するために,f(x) の係数の間の関係式を得たい.gλ(x)=(λx−1)4 と定めると,f(x) は g10(x),g−10(x),g20(x),g−20(x) の線型結合である.そこで gλ(x) の係数の間の関係式を考える.
gλ(x)=λ4x4−4λ3x3+6λ2x2−4λx+1
より gλ(x) の係数は λ4,−4λ3,6λ2,−4λ,1 である.ここで λ=10,−10,20,−20 に対して
0=(λ−10)(λ+10)(λ−20)(λ+20)=λ4−500λ2+40000
が成り立つので
(gλ(x)のx4の係数)−6500(gλ(x)のx2の係数)+40000(gλ(x)の定数項)=0
となる.この性質は線型結合を取っても保たれるので
(f(x)のx4の係数)−6500(f(x)のx2の係数)+40000(f(x)の定数項)=0
が得られる.この式から k=14382253120000 であることがわかり,e=f(1)+1 が計算できる.