HO と AM の交点を G とすると,G は三角形 ABC の重心である. BC について G と対称な点を I,GI と BC の交点を D とする. I は三角形 ABC の外接円上にある. いま,A,B,C,M から HO に下ろした垂線の足を HA,HB,HC,HM とすると,HA=GMAGHM=2HM=HB+HC より,三角形 AHO の面積は BHO,CHO の面積の和に等しい. よって,HO と AC の交点を Q とすると,AQ:QC=∣AHO∣:∣CHO∣=∣AHO∣:∣AHO∣−∣BHO∣=17:10 が成り立つ.
ここで,三角形 GBC の垂心を HG とすると,角度追跡により三角形 HGBC と三角形 AQP は相似であり,よって BD:DC=HGB×IB:HGC×IC=17x×83:10×93x=8:9 が成り立つ. したがって,AH と BC の交点を E とすると,AE と GD は平行だから,EM=3DM なので,BE=14y,EC=20y とおける. よって,AE=AM2−EM2=858y より,AB=AE2+EB2=1054y, AC=AE2+EC2=1258y. したがって,AB=24 より,AC=2410541258=243137 がわかり,解答すべき値は 21343.