P=2752752752753 とする.11011011011011=4P−1 である.
N の正の約数 d であって,f(d) を 4 で割った余りが 1 または 2 となるものの総和を g(N) で表す(S=g(10014P−1) である).このとき,S=g(10014P−1)≡g(10013)modP であることを示す.
f(7(4k+a) 11(4l+b) 13(4m+c))≡f(7a 11b 13c)mod4 であることに注目すると,次のように計算できる.
S=g(10013)(1+74+⋯+74(P−1))(1+114+⋯+114(P−1))(1+134+⋯+134(P−1))=g(10013)74−174P−1⋅114−1114P−1⋅134−1134P−1≡g(10013)
最後の合同式では,Fermat の小定理を用いた.
よって以下,g(10013) の値を求めることが目標となる.(なお,10013 の約数の総和は,高々 10013×67×1011×1213<2×10013<1010<P より,g(10013) が求めるべき解である.)
10013 の正の約数は 64 個なので,あとは,64 個以下の整数の和を求めればよいことになる.多少の時間があれば計算可能である.
ここでは,f(d) の値によって分けて考える.
(i) f(d)=1 のとき:7+11+13=31
(ii) f(d)=2 のとき:72+112+132+7⋅11+11⋅13+13⋅7=650
(iii) f(d)=5 のとき:次のいずれかの式から考えるのがよい.
7⋅11⋅13(72+112+132+7⋅11+11⋅13+13⋅7)+72 112(7+11)+112 132(11+13)+132 72(13+7)=1413768
(72 112+112 132+132 72)(7+11+13)+7⋅11⋅13(72+112+132)=1413768
(iv) f(d)=6 のとき:次のいずれかの式から考えるのがよい.
73 113+113 133+133 73+7⋅11⋅13(72 11+72 13+112 13+112 7+132 7+132 11)+72 112 132=11780950
(72 112+112 132+132 72)(7⋅11+11⋅13+13⋅7)+72 112 132=11780950
(v) f(d)=9 のとき:73 113 133=1003003001
よって,以上の和を計算して,1016198400 が解答である.