包除原理を用いて解く.まず,以下の問題を k=0,1,…,8 について考える.
- i=1,2,…,8 のうち,決められた k 個が Ai=Ai+1 を満たすとき,A として考えられるものは何通りですか?
この問題の答えは k=8 のとき 38−k 通り,k=8 のとき 3 通りである.
8 個のうち,k 個を決める方法は 8Ck 通りであることから,元の問題の答えは以下のように表せる:
k=0∑88Ck(−1)k38−k+2(−1)8=(3−1)8+2=258.
以上の議論から,一般に長さを n (≥2),A の数字の種類を m とすると,答えは (m−1)n+(m−1)(−1)n であると拡張することができる(一般化した答えが求まると,その式が正しいかどうかを n,m が小さいときに確かめることができる).