AX は円 ABC の直径である. また, AYX と XYZ の外接円半径が等しいことから ∠XAY=∠XZY が成立し (これらがともに鋭角であることに留意せよ), 特に AX=XZ および AY=XY が成立することがわかる.
三角形 AXY の垂心を H とし, 三角形 ABC,AHX の外心をそれぞれ O1,O2 とすると, 有名事実として三角形 AHX と AXY の外接円半径が等しいことから AO2=HO2=25 である. したがって,
O1O2=AO22−AO12=7,AH=HX=(O1O2+HO2)2+AO12=40
またEuler線の議論より HY=2O1O2=14 である.
ここで AY と HX の交点を P とすれば, 三角形 HYP と HXO1 は相似であるから
PY=O1X×HXHY=542
一方で三角形 AHP と AO2O1 の相似より
AP=AO1×AO2AH=5192
したがって YZ=PY+PZ=PY+AP=5234 である.
ところで, 簡単な角度計算によって三角形 ABC と XYZ は相似であり, 外接円半径を考えればその相似比は 24:25 である. したがって, BC=YZ×2524=1255616 より, 解答すべき値は 5741 である.
なお, 実際には三角形 AXY の外心は AC 上にある. これを用いると, より簡潔に解くことが出来る.
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