Δ は複数の集合に対してちょうど奇数個に属する元からなる集合を返すから, 特に結合的にであることに留意せよ.
以下, Sn は「n の約数 x であって n/x が平方因子をもたないもの」全体からなる集合であることを帰納法で示す. ある正整数 n≥2 について, n 未満で成立を仮定し, n での成立を示せばよい. n 自身および n の約数でない数については明らかである. n の約数 x<n が上の条件をみたすとき, 任意の x で割り切れる n の約数 d<n について常に d∈Sd であり, このような d は奇数個であるから成立する. x が条件をみたさないときも同様に確認できる.
2021=43×47 より a=432020×472020 として S20212021={a,43a,47a,2021a} となり, 元の総和は
2112a=26×3×11×432020×472020
よって, 解答すべき値は 2×6+3+11+43×2020+47×2020=181826 である.
解説YouTubeが存在しません.