Γ の中心を O とし,直線 BF と直線 DG の交点を X とする.円周角の定理などから,
∠ADB=∠ACB=∠GCE=∠GDE=∠ADX
より,2 点 B,X は Γ の直径 AD について対称であり,AX=AB=20 がわかる.また,円周角の定理などから,
∠GAE=∠FAE=∠GBE=∠CBX=∠CAX=∠GAX
および,
∠AEG=∠ACD=∠AXG
より △AEG≡△AXG がわかる.したがって AE=AX=AB=20 となり,△ABE は二等辺三角形である.円周角の定理から △CDE も二等辺三角形である.また,△OCD は二等辺三角形なので △CDE∼△ODC であるから,Γ の半径を R とすれば,
CD2=OD⋅ED=OD⋅(AD−AE)=R(2R−20)
となる.一方で,三平方の定理から,
CD2=AD2−AC2=4R2−576
でもあるから,
R(2R−20)=4R2−576
を得る.R>0 を踏まえてこれを解くと R=313−5 であり,特に解答すべき値は 318 である.
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