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OMCT002 (動作テスト)

OMCT002(E)

 TnT_n33 頂点を An,Bn,CnA_n,B_n,C_n としたとき, 内角について以下が容易に確かめられる.

  • TnT_n が鋭角三角形であるとき,An+1=1802An,  Bn+1=1802Bn,  Cn+1=1802Cn.\angle A_{n+1}=180^\circ-2\angle A_n,\ \ \angle B_{n+1}=180^\circ-2\angle B_n,\ \ \angle C_{n+1}=180^\circ-2\angle C_n.
  • TnT_n が鈍角三角形であるとき, 例えば An\angle A_n が鈍角であるならば,An+1=2An180,  Bn+1=2Bn,  Cn+1=2Cn.\angle A_{n+1}=2\angle A_n-180^\circ,\ \ \angle B_{n+1}=2\angle B_n,\ \ \angle C_{n+1}=2\angle C_n.

 これを踏まえれば, T1T_1 が正三角形となるような T0T_0 の内角は (60,60,60)(60^\circ,60^\circ,60^\circ) または (120,30,30)(120^\circ,30^\circ,30^\circ) である. またこれより, T2T_2 が初めて正三角形となるような T0T_0 の内角も以下のように列挙できる. (75,75,30),(150,15,15),(105,60,15)(75^\circ,75^\circ,30^\circ),\quad (150^\circ,15^\circ,15^\circ),\quad (105^\circ,60^\circ,15^\circ) ここで T1T_1 以降はすべての内角の大きさが偶数値であることと併せて, T3T_3 以降が初めて正三角形になる T0T_0 は存在しない. 以上より, 解答すべき値は 60+120+75+150+105=51060+120+75+150+105=\textbf{510} である.

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