n=22020 とする. 総和が奇数の条件を無視すれば 4nC2n 通りである. このうち, すべてが偶数かつ a2i−1=a2i をみたすもの 2nCn 通りを除き, 総和が偶数のものと奇数のものが一対一に対応することを確認しよう. 実際に, 条件「a2i−1=a2i かつこれらが偶数である」をみたさない最小の i をとれば, 以下のように対応が得られる.
- a2i−1 が奇数のとき, a2i−1⟼a2k−1−1
- a2i−1 が偶数のとき, a2i−1⟼a2k−1+1
以下, 一般に (2m2m+1)−(2m−12m) が 2 でちょうど 3m 回割り切れることを示せば, 求める値は 6062 となることがわかる. すなわち, 示すべきことは
(2m2m+1)−(2m−12m)≡23m(mod23m+1)
ここで xi=2i−1 およびその積 X=x1x2⋯x2m−1 について, 22m−1 を法として
i=1∑2m−1xiX=21(i=1∑2m−1xiX+x2m−1−i+1X)=2m−1i=1∑2m−1xix2m−1−i+1X≡−2m−1Xi=1∑2m−1(xi−1)2≡−2m−1Xi=1∑2m−1xi2≡−2m−1X×32m−1(2m−1)(2m+1)≡22m−2×奇数≡22m−2
これを利用すると
2×(i=1∏2m−1(2m+xi)−i=1∏2m−1(2m−xi))≡23m(mod23m+1)
一方で i=1∏k(2i−1)!!=Ak とすると, (2k)!=22k−1×Ak であるから
(2m2m+1)−(2m−12m)=2×(2m−1)!!×Ami=1∏2m−1(2m+xi)−i=1∏2m−1(2m−xi)
以上より所望の結論を得る.
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