正整数 k に対して, 以下が n に関する恒等式になるような実数 b1,⋯,bk を考える.
nk=b1⋅nC1+b2⋅nC2+⋯+bk−1⋅nCk−1+bk⋅nCk
そのうち添え字の偶奇が k と一致するものの和を C(k) とし, そうでないものの和を D(k) とすると,
nk+1=nb1⋅nC1+nb2⋅nC2+⋯+nbk⋅nCk=b1(1⋅nC1+2⋅nC2)+⋯+bk(k⋅nCk+(k+1)⋅nCk+1)=b1⋅nC1+2(b1+b2)⋅nC2+⋯+k(bk−1+bk)⋅nCk+(k+1)bk⋅nCk+1
より C(k+1)−D(k+1)=C(k)−D(k) であり, 特に C(k)−D(k)=1 が成立する.
いま ai=kbi であることから, A(k)−B(k)=k となる. これに留意して計算する.
k=1∑2020A(k)2+B(k)2+k2A(k)3−B(k)3+2k3=k=1∑2020(A(k)−B(k))2+2A(k)B(k)+k2(A(k)−B(k))3+3A(k)B(k)(A(k)−B(k))+2k3=k=1∑20202k2+2A(k)B(k)3k3+3kA(k)B(k)=k=1∑202023k
以上より解答すべき値は 23⋅22020⋅2021=3061815 である.
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