直線 MP と直線 NQ の交点を S とおくと,R が存在することより S は直線 AC について B と反対側かつ直線 BD について C と反対側にある.また,SA=SB,SC=SD,AC=BD が成立することから, 三角形 SAC と三角形 SBD は合同である.よって,∠ASB=∠CSD であるので,三角形 SAB と三角形 SCD は相似である.また,
∠SAX=∠SAC=∠SBD=∠SBX
であるので,4 点 A,B,S,X は同一円周上にあり,同様に,4 点 C,D,S,X も同一円周上にある.以上より,
∠SXA=∠SBA=∠SAB=∠SXD
であるので,直線 SX は直線 AC と直線 BD の成す角の二等分線である.
SM:SN=AB:CD=7:13 であることから,一般性を失わず SM=7,SN=13 とする.また,MP:NQ=1:4 であることから,MP=x,NQ=4x とする.直線 BS と直線 AC の交点を Y,直線 CS と直線 BD の交点を Z とおくと,Menelausの定理より以下が成立する.
PMPS=AM×BYAB×SY=BY2SY,QNQS=DN×CZCD×SZ=CZ2SZ
ここで,直線 SX と直線 BC の交点を T とおくと,角の二等分線の性質より BT:CT=BX:CX=11:34 である.よって,Cevaの定理より
PMSP×XCBX×QSNQ=YB2SY×TCBT×2ZSCZ=1
が成立するので,
x7−x×3411×13−4x4x=1
より,x=4667 がわかる.よって,
△MNR△PQR=MR×NRPR×QR=MP×NSPS×NQ×NQ×MSQS×MP=7×13(7−x)(13−4x)=9627842075
である.特に,解答すべき値は 138353 である.
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