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OMC238

OMC238(C)

f(n)=n2+8n+2d(d(n))+12d(n)f(n)=\frac{\sqrt{n^2+8n+2d(d(n))+12}}{d(n)} とおくと,f(n)f(n) が整数であるとき n2+8n+2d(d(n))+12n^2+8n+2d(d(n))+12 は平方数である.ここで,任意の正の整数 mm について,mm の正の約数は mm 個以下であるので,d(m)md(m)\le mである.よって,d(d(n))d(n)nd(d(n))\le d(n) \le n であるので, (n+3)2<n2+8n+2d(d(n))+12n2+8n+2n+12<(n+5)2(n+3)^2\lt n^2+8n+2d(d(n))+12\le n^2+8n+2n+12\lt (n+5)^2 が成り立ち,n2+8n+2d(d(n))+12=(n+4)2n^2+8n+2d(d(n))+12 = (n+4)^2,すなわち d(d(n))=2d(d(n)) =2 を得る.したがって,素数 p,qp,q を用いて d(n)=p, n=qp1d(n)=p,\ n=q^{p-1}と表せる. これを f(n)f(n) の式に代入することにより f(n)=qp1+4pf(n)=\dfrac{q^{p-1}+4}{p} を得るので,この値が整数となる条件を調べる.

  • p=qp=q のとき,f(n)=pp1+4p=pp2+4pf(n)=\dfrac{p^{p-1}+4}{p}=p^{p-2}+\dfrac{4}{p} であるので,f(n)f(n) が整数であるとき p=2p=2 である.よって,n=2n = 2 を得る.
  • pqp\neq q のとき,f(n)=qp1+4p=qp11p+5pf(n)=\dfrac{q^{p-1}+4}{p}=\dfrac{q^{p-1}-1}{p}+\dfrac{5}{p}であり,Fermatの小定理により qp11p\dfrac{q^{p-1}-1}{p} は整数であるので,f(n)f(n) が整数となるとき p=5p=5 である.このとき qq55 でない任意の素数である.

 以上より,f(n)f(n) が整数となるような nn は小さいほうから 2,24,34,74,2, 2^4, 3^4, 7^4, \ldots であるから,解答すべき値は 2+24+34+74=25002+2^4+3^4+7^4=\mathbf{2500} である.

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