| For All Solvers
OMC230

OMC230(C) - 三平方の定理を用いて立式する方法

ユーザー解説 by natsuneko

 公式解説と同様に三角形 ABP,DCPABP, DCP の外接円をそれぞれ Γ1,Γ2\Gamma_1, \Gamma_2 とおく.すると,Γ1,Γ2\Gamma_1, \Gamma_2 はいずれも直線 ADAD に接するため,FAO1=FDO2=90\angle FAO_1 = \angle FDO_2 = 90^\circ が従う.また,FEO1=FEO2=90\angle FEO_1 = \angle FEO_2 = 90^\circ も容易に分かる.これより,三角形 FAO1,FEO1FAO_1, FEO_1 に三平方の定理を適用することで, FA2+AO12=FE2+EO12(=FO12)FA^2 + {AO_1}^2 = FE^2 + {EO_1}^2 ( = {FO_1}^2) が得られる.これより,FE2FA2=AO12EO12FE^2 - FA^2 = {AO_1}^2 - {EO_1}^2 が従う.また,AO1=PO1AO_1 = PO_1 であり,かつ PEO1=90\angle PEO_1 = 90^\circ であることから,三角形 PEO1PEO_1 に三平方の定理を適用することで,AO12EO12=PO12EO12=PE2=81{AO_1}^2 - {EO_1}^2 = {PO_1}^2 - {EO_1}^2 = PE^2 = 81 が従う.よって,FE2FA2=81FE^2 - FA^2 = 81 が得られる.同様に考えて, FE2FD2=DO22EO22=PO22EO22=PE2=81FE^2 - FD^2 = {DO_2}^2 - {EO_2}^2 = {PO_2}^2 - {EO_2}^2 = PE^2 = 81 も分かる.よって,FA=FD=40FA = FD = 40 が分かり,FE=41FE = 41 が従う.