A が線分 BF の中点となるような点 F をとる.このとき,
∠DAF=180∘−∠BAD=180∘−∠BAE=∠EAF
および
AFAD=ABAD=AEAB=AEAF
より三角形 ADF と三角形 AFE は相似である.すると,
∠DBE+∠DFE=∠ABD+∠ABE+∠AFD+∠AFE=∠ABD+∠ADB+∠AFD+∠ADF=180∘
より F は三角形 BDE の外接円上にある.B を中心とする 2 倍拡大で Ω は三角形 BDE の外接円へ,A は F へ,C は D へそれぞれ移るため,C は線分 BD の中点である.方べきの定理より三角形 ADB と三角形 CDA は相似であることなどから,
ABBCAC=AD⋅AE=430=CD=2AD=102=2AB=415
がわかる.A から直線 BC へ下ろした垂線の足を H とすると,
BH=112,AH=238
となるので,解答すべき値は
∣△ABC∣2=(21AH⋅BC)2=11900
である.
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