(X,Y)=(5j+2n+1×5n−j,5j−2n+1×5n−j) までは省略(公式解説を参照, j=0⇒(n,i)=(1,2) に関しては不等式 (3) を使わなくても Y2<10n から分かる).Y2<10n に Y=5j−2n+1×5n−j を代入すると
52j−2n+2×5n+22n+2×52n−2j<10n⇔52j−1+22n+2×52n−2j−1<10n⇒52j−1<10n,22n+2×52n−2j−1<10n
得た 2 式について,それぞれ両辺の対数をとると,
(2j−1)(1−log102)<n,(2n+2)log102+(2n−2j−1)(1−log102)<n⇔(2j−1)(1−log102)<n<2j+1−(2j+3)log102⇒0.698(2j−1)<n<2j+1−0.301(2j+3)
これを満たす (j,n) の組を昇順に並べると
(j,n)=(1,1),(3,4),(4,5),(5,7),(6,8),(8,11),(9,12),…
Y2<10n を満たすか順に調べることで,(j,n)=(5,7) が不適で (j,n)=(9,12) が 6 番目に小さい X を与える組だと分かる.