直線 ICA と △ABC の外接円の交点のうち A でない方を M とする.一般に
∠CAB+2∠ICAB=180°
であることから次が成り立つ.
∠MAC=∠ICAB=∠CAB=60°
これより MBC は正三角形となる.さらに,簡単な角度計算から ∠MICB=∠MBIC が分かるので
MIC=MB=MC=BC
である.これらのことから
AM+AB=AC=BC+1=MIC+1
したがって AB=AIC+1 であり,AB=x とすれば三角形 ABIC において余弦定理から
x2+(x−1)2−x(x−1)=62
これを解くと x=21+141 であり,解答は 1+141+2=144 .
別解.
直線 CIC に関して B と対称な点を X とすると,これは辺 AC 上にある.簡単な角度計算により, 4 点 A,X,B,IC は同一円周上にあり,特に三角形 BICX は正三角形である.よって BX=BIC=6 が従うので三角形 ABX について余弦定理を用いることで AB2+1−AB=36 を得る.したがって AB=21+141 である.
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