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OMC211 (for beginners)

OMC211(D)

 直線 ICAI_CAABC\triangle ABC の外接円の交点のうち AA でない方を MM とする.一般に CAB+2ICAB=180°\angle{CAB}+2\angle{I_CAB}=180\degree であることから次が成り立つ. MAC=ICAB=CAB=60°\angle MAC=\angle I_CAB=\angle CAB=60\degree これより MBCMBC は正三角形となる.さらに,簡単な角度計算から MICB=MBIC\angle MI_CB=\angle MBI_C が分かるので MIC=MB=MC=BCMI_C=MB=MC=BC である.これらのことから AM+AB=AC=BC+1=MIC+1AM+AB=AC=BC+1=MI_C+1 したがって AB=AIC+1AB=AI_C+1 であり,AB=xAB=x とすれば三角形 ABICABI_C において余弦定理から x2+(x1)2x(x1)=62x^2+(x-1)^2-x(x-1)=6^2 これを解くと x=1+1412x=\dfrac{1+\sqrt{141}}{2} であり,解答は 1+141+2=1441+141+2=\bf{144}


別解.

 直線 CICCI_C に関して BB と対称な点を XX とすると,これは辺 ACAC 上にある.簡単な角度計算により, 44A,X,B,ICA,X,B,I_C は同一円周上にあり,特に三角形 BICXBI_CX は正三角形である.よって BX=BIC=6BX=BI_C=6 が従うので三角形 ABXABX について余弦定理を用いることで AB2+1AB=36AB^2+1-AB=36 を得る.したがって AB=1+1412AB=\dfrac{1+\sqrt{141}}{2} である.

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