点 I から直線 AB に下ろした垂線の足を点 D ,直線 DM とOI の交点を点 E ,直線 CI と AB の交点を点 F とする.また三角形 OMC の外接円上に点 Q を,線分 OQ が円の直径となるようにとる.さらに三角形 ABC の外接円の半径を R ,内接円の半径を r とする.
DI と MO はいずれも AB に垂直より OE:EI=R:r であり,MO と MQ が垂直から DF//MQ ,angle−chase で OQ//IF となりこれらから三角形 IDF と三角形 OMQ は相似で,相似の中心が点 E となるので点 F,E,Q は同一直線上である.
根軸を考えると直線 AB,MC,OP は一点で交わり,この点を G とする.OA=OB より直線 OP は角 APB の外角の二等分線となるので,AC:BC=AG:BG=AP:BP であり,AP:BP=AC:BC=AF:BF から直線 PF は角 APB の内角二等分線となることが分かり,直線 OP と PF は垂直であることが言える.OQ が直径であることから直線 OP と PQ も垂直なので,点 F,P,Q は同一直線上であり,特に ∠OPE=90° が言える.
点 I から直線 OP に下ろした垂線の足を点 H とし,∠IPH=θ とすれば,R:r=OE:EI=OP:PH=q:acosθ となり,有名事実から p2=R2−2Rr なので R2R2−p2=R2r=q2acosθ=q2p2−q2−a2
これを整理することで R2 を p2,q2,a2 で表すことができる.