【追記:2024/01/17 23:02】公式解説の補足を追記しました.
別解を記述する前に, 公式解説 2 式目の補足です.
P(x)=x3−9x−9=(x−α)(x−β)(x−γ)
より, x=−1,109を代入して以下が得られる.
P(−1)P(−910)=(−1−α)(−1−β)(−1−γ)=(−910−α)(−910−β)(−910−γ)=−(α+1)(β+1)(γ+1)=−931(9α+10)(9β+10)(9γ+10)
以上より S が公式解説のように計算できる.
別解の紹介です. 前半の方針は公式解説と同じで, 後半のみ異なります.
P(x)=x3−9x−9 とおき, α3=9α+9 が成立する点までは解説と変わらない. x2−x+1=0 の解は複素数 z=21+3i(=cos3π+isin3π) を用いて x=z,z と表せる.
α3+α2−10α−8=α2−α+1=(α−z)(α−z)
ところで,
P(x)=x3−9x−9=(x−α)(x−β)(x−γ)
であるから, 求める値を S とすれば,
S=(α2−α+1)(β2−β+1)(γ2−γ+1)=(α−z)(β−z)(γ−z)(α−z)(β−z)(γ−z)=P(z)P(z)=(z3−9z−9)(z3−9z−9)=(−10−9z)(−10−9z)=100+90(z+z)+81z⋅z=271