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OMC200

OMC200(D) - Pickの定理の利用

ユーザー解説 by natsuneko

 zz を固定して条件を満たす x,yx, y の組を xyxy 平面上に図示することを考える.すると,求めるべきは 1z191 \leq z \leq 19 のもとで,44(z,0),(0,z),(20z,20),(20,20z)(z, 0), (0, z), (20-z, 20), (20, 20-z)  を頂点に持つ平行四辺形の(境界を除く)内部に,または 22(20z,20),(20,20z)(20-z, 20), (20, 20-z) を結ぶ(両端点を除く)線分上にある格子点の数を求めて足し合わせた値と分かる.平行四辺形の周上にある格子点が 4040 個であり,平行四辺形の面積が 40z2z240z - 2z^{2} であることから,前者は Pick の定理より 40z2z21940z - 2z^{2} - 19 と分かる.また,後者は z1z - 1 であると容易に分かる.よって,これらの和を 1z191 \leq z \leq 19 のもとで足し合わせればよく,計算すれば答えは 2470\mathbf{2470} となる.