三角形 ABC の垂心を H とする. ∠CRB=∠CQB=90∘, ∠HQC=∠CPH=90∘ より R,Q,B,C と Q,H,P,C はそれぞれ共円なので,∠RQH=∠RCB=∠HCP=∠HQP, ∠RBQ=∠RCQ=∠HCQ=∠HPQ より,三角形 HPQ と RBQ は相似. よって,QH×QB=QP×QR=168. また,∠PQR=90∘ が三平方の定理の逆から得られる.∠RBP=90∘−∠BCR=90∘−∠BQR=90∘−∠PQR/2=45∘.
よって,PR=BHsin45∘ より,BH=252. これと QH×QB=QR×QP=168 より,QH=32. また,三角形 AHC と三角形 ADC は合同なので,QD=32. さらに,∠BAH=∠HCB=45∘ より,RA=RH,RC=RB だから,三角形 RAC と三角形 RHB は合同. よって,AC=HB=252. したがって,四角形 ABCD の面積は,AC×BD/2=252×312/2=775.