1つめの式
(y−z)2+3x2=25
2つめの式
(z−x)2+3y2=49
3つめの式
(x−y)2+3z2=64
1つめの式から2つめの式を引くと
(y−z)2+3x2−(z−x)2−3y2=25−49=−24
実は因数分解できる.
2(x+y+z)(x−y)=−24
(x+y+z)(x−y)=−12
他のペアについても同様にすると
(x+y+z)(y−z)=−215
(x+y+z)(z−x)=239
ここで,x+y+z=kとおく.
k2を求めればOK
x−y=−k12,y−z=−2k15,z−x=2k39
最初の式をすべて足す
(x−y)2+(y−z)2+(z−x)2+3(x2+y2+z2)=25+49+64=138
このとき,簡単な計算より,左辺は
(x+y+z)2+2(y−z)2+2(z−x)2+2(z−x)2
と等しいことが分かる.
よって,
k2+2k2576+2k2225+2k21521=138
まとめると
k2+k21161=138
k4−138k2+1161=0
1161=33×43に注意すると
(k2−9)(k2−129)=0
ここで,k2=9であるならば,
(x2+y2+z2)+2(xy+yz+zx)=9
5(x2+y2+z2)−2(xy+yz+zx)=138
であるため,
x2+y2+z2=249,xy+yz+zx=−431<0
となって,x,y,zが正の実数であることに矛盾.
よって,k2=129でなくてはいけない.