公式解説とやっていることはあまり変わりませんが,形式的多項式を用いて解くことができます.
特に高難易度のC分野では形式的多項式・冪級数を用いると見通しがよくなることがあります.
f(x)=(1+x)1234とおくと二項定理より
f(x)=k=0∑12341234Ckxkこの式の両辺を微分すると
f′(x)=k=1∑1234k1234Ckxk−1
よって
f′(1)=k=1∑1234k1234Ck
したがって最初の式を微分して1を代入すればよく
k=1∑1234k1234Ck=dxd(1+x)1234∣∣∣∣∣x=1=1234(1+1)1233=1234×21233=617×21234
ゆえに,解答すべき値は2470である.