まず,方べきの定理より EP⋅ED=EX⋅EY=EA⋅EC であるから,A,D,C,P は共円である.さらに ∠AFC=∠ADC=90∘ であるから,A,F,D,C,P は共円である.∠EDA=∠ADF=90∘−∠A であるから,AF=AP であり,P は直線 AC に関して F と対称な点である.同様に,Q が直線 AB に関して E と対称な点であることもわかる.D,P,R,Q は共円であり,∠PDR=∠RDQ=90∘−∠A であるから,RQ=RP,∠QRD=2∠A をみたす.よって三角形 QPR と QEA は相似である.したがって三角形 QAR と QEP は相似であり,QE=ARAQ⋅EP を得る.すると
sin∠EFA=EFQE/2=2⋅EF⋅ARAQ⋅EP=2ARAQ
が成り立ち,同様に
sin∠AEF=2ARAP
が成り立つから,
EF=AFcos∠EFA+AEcos∠AEF=AP1−4AR2AQ2+AQ1−4AR2AP2.