一般性を失わず AB=1 とできることに注意する.このとき,CA=x,CB=y とおけば,
x2+y2<1,x+y>1,x>0,y>0
で与えられる領域(下図の青色部)を直線 y=−k(x−2)−2 が通過するような k の範囲を考えることに帰着される.この直線はつねに定点 (2,−2) を通ることに注意して下図から判断すれば,以下のことがわかる.
- 直線が (0,1) を通る場合が,傾きの上限 −3/2 を与える.
- 直線が単位円の上半分と接する場合が,傾きの下限 −(4+7)/3 を与える.
なお,位置関係によっては,(1,0) にあたる点を通る場合も候補に入る可能性があることに注意せよ.
傾きが −k で与えられることから,以上より
m=23,M=34+7,P(x)=±(12x2+4x−9)
とわかり,解答すべき値は 120391 である.

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