| For All Solvers
OMC144

OMC144(D)

 一般性を失わず AB=1AB=1 とできることに注意する.このとき,CA=x,CB=yCA=x, CB=y とおけば, x2+y2<1,x+y>1,x>0,y>0x^2+y^2\lt1,\quad x+y\gt1,\quad x\gt0,\quad y\gt0 で与えられる領域(下図の青色部)を直線 y=k(x2)2y=-k(x-2)-2 が通過するような kk の範囲を考えることに帰着される.この直線はつねに定点 (2,2)(2,-2) を通ることに注意して下図から判断すれば,以下のことがわかる.

  • 直線が (0,1)(0,1) を通る場合が,傾きの上限 3/2-3/2 を与える.
  • 直線が単位円の上半分と接する場合が,傾きの下限 (4+7)/3-\big(4+\sqrt{7}\big)/3 を与える.

なお,位置関係によっては,(1,0)(1,0) にあたる点を通る場合も候補に入る可能性があることに注意せよ.
 傾きが k-k で与えられることから,以上より m=32,M=4+73,P(x)=±(12x2+4x9)m=\frac{3}{2}, \quad M=\frac{4+\sqrt{7}}{3}, \quad P(x)=\pm(12x^2+4x-9) とわかり,解答すべき値は 120391\bf 120391 である.

figure 1

解説YouTube

解説YouTubeが存在しません.