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OMC126

OMC126(E)

ユーザー解説 by idtwstaos

 三角形の形状があらかじめわかっているので, 座標計算でゴリ押してみましょう.
 余弦定理から BAC=60\angle{BAC}=60^{\circ} がわかるので, A(0,0),B(4,43),C(5,0)A(0,0), B(4,4\sqrt3), C(5,0) とおいてみます. 今, 簡単な計算により M(92,23),E(4,0),F(54,534),H(4,13),P(18089,80389)M\left(\frac{9}{2}, 2\sqrt3\right), E(4,0), F\left(\frac{5}{4}, \frac{5\sqrt3}{4}\right), H(4,\dfrac{1}{\sqrt3}), P\left(\frac{180}{89}, \frac{80\sqrt3}{89}\right) がわかります. なお, PP については, 22 直線の交点として愚直に計算しても出ますし, 直線 APAP が三角形 AEFAEF のsymmedianであることから, EP:FP=AE2:AF2=64:25EP:FP=AE^2:AF^2=64:25 であることを使っても出ます.
 さて, 44D,H,P,XD,H,P,X が同一円周上にあることから, 方べきの定理より AP×AX=AH×ADAP\times{AX}=AH\times{AD} であり, またAH×AD=AE×AC=20AH\times{AD}=AE\times{AC}=20 だから AP×AX=20AP\times{AX}=20 です. 今,AP=(18089)2+(80389)2=2012989AP=\sqrt{\left(\frac{180}{89}\right)^2+\left(\frac{80\sqrt3}{89}\right)^2}=\frac{20\sqrt{129}}{89} であるから AX=89129AX=\dfrac{89}{\sqrt{129}} であり, 計算することによって, XXxx 座標が 26743\dfrac{267}{43} と求まります.
 したがって, YYxx 座標は 2×9226743=120432\times\frac{9}{2}-\frac{267}{43}=\frac{120}{43} であり, Y(12043,1603129)Y\left(\dfrac{120}{43}, \dfrac{160\sqrt3}{129}\right) となるから, 線分 YHYH の長さは, (120434)2+(160312913)2=134343\sqrt{\left(\frac{120}{43}-4\right)^2+\left(\frac{160\sqrt3}{129}-\frac{1}{\sqrt3}\right)^2}=\frac{13\sqrt{43}}{43} と求まりました.