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OMC116

OMC116(E)

ユーザー解説 by natu_math

AB=a,CD=bAB=a,CD=b とおくと求めたい値は 5+34(a2+b2)5+\dfrac{\sqrt{3}}{4}(a^2+b^2) である.
三角形 ADPADP を点 PP を中心に回転させて点 DD を点 CC に重ねると,移動後は AB=3aAB=\sqrt{3}a なので余弦定理より cosBCA=523a248\cos\angle BCA=\frac{52-3a^2}{48} 一方で三角形 ABCABC の面積について 1246sinBCA=5+34a2sinBCA=20+3a248\frac{1}{2}\cdot4\cdot6\sin\angle BCA=5+\frac{\sqrt{3}}{4}a^2\Longleftrightarrow\sin\angle BCA=\frac{20+\sqrt{3}a^2}{48} 2式より cosBCA,sinBCA\cos\angle BCA,\sin\angle BCA を消去して整理すると次の式を得る. 3a4+(10378)a2+200=03a^4+(10\sqrt{3}-78)a^2+200=0 三角形 ADPADP を点 PP を中心に回転させて点 AA を点 BB に重ねて,同様の議論をすることで次の式が得られる. 3b4+(10378)b2+200=03b^4+(10\sqrt{3}-78)b^2+200=0 したがって a2,b2a^2,b^2 は二次方程式 3x2+(10378)x+200=03x^2+(10\sqrt{3}-78)x+200=0 の2解なので解と係数の関係より a2+b2=781033a^2+b^2=\dfrac{78-10\sqrt{3}}{3}
以上より 5+34(a2+b2)=5+13325+\dfrac{\sqrt{3}}{4}(a^2+b^2)=\dfrac{5+13\sqrt{3}}{2} を得る.

a23aa\rightarrow\dfrac{2}{\sqrt{3}}a などとしておくと計算が軽くなるかもしれません.