O(0,0),A(1/4,0),B(0,1/3) とすれば, 各円の直径は線分 OA,OB,AB である. ここで O を中心とする半径 1 の円によって反転を行うと, A,B はそれぞれ A′(4,0),B′(0,3) に移るから, 各円の像は
C1′:x=4,C2′:y=3,C3′:3x+4y=12
これらは 3 辺を 3,4,5 とする直角三角形をなす. C0 の像はこの三角形直角内の傍接円であり, その半径は 6, 中心は (−2,−3) であることが容易にわかる. ここで, 以下の事実に留意する:
事実. 中心 O, 半径 1 の円で中心 X, 半径 r の (O を通らない) 円 C を反転したとき, その像にあたる円の半径は ∣r2−OX2∣r で表される.
証明. OX と C の 2 交点が移る先を考えればよい. C の像において, これら 2 交点の像は直径をなす. (証明終)
元の問題に適用すれば, C0 の半径は 62−(22+32)6=236 であり, 解答すべき値は 29 である.
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