2a−b−ca2−bc=2a−b−(b−M)a2−b(b−M)=2a−2b+Ma2−b2+bM=b+2(a−b)+M(a−b)2
a−b=xとおくと ∣2a−b−c∣=∣2x+M∣. そして, a,b,cはすべて相異なることから x=0,−M , つまり ∣2x+M∣=M が分かる.
2a−b−ca2−bc=b+2x+Mx2=b+42x−M+2x+MM2=b−x+42x+MM2−(2x+M)
sM2−sが整数であり4で割り切れるとき sとMの偶奇が一致することが分かるので, 2x+Mを整数sに置き換えても良い.
4sM2−sが整数になるような整数sすべてで, ∣s∣の取りうる値が1000種類, つまり4sM2−sが整数になるような正整数sの個数がs=Mを含めて1001個になる最小のMを見つければよい.
Mが奇数のとき, sM2−sが整数なら必然的に4の倍数になるので, M2の正の約数が1001である最小のMを求めればよい. そのような数は36×55×73.
Mが4の倍数ではない偶数のとき, sも偶数であることが計算によりわかるので, M=2m,s=2tとおくと, 4sM2−s=2tm2−t mは正の約数を1001個もつ奇数なので, 最小のMは 2×36×55×73.
Mが4の倍数の時, sも4の倍数であることが計算によりわかるので, M=4m,s=4tとおくと, 4sM2−s=tm2−t mは正の約数を1001個持つ正整数なので, 最小のMは 28×35×53.
よって最小のMは28×35×53.