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OMC108

OMC108(F)

ユーザー解説 by sato2718

a2bc2abc=a2b(bM)2ab(bM)=a2b2+bM2a2b+M=b+(ab)22(ab)+M\frac{a^2-bc}{2a-b-c}=\frac{a^2-b(b-M)}{2a-b-(b-M)}=\frac{a^2-b^2+bM}{2a-2b+M}=b+\frac{(a-b)^2}{2(a-b)+M} ab=xa-b=xとおくと 2abc=2x+M|2a-b-c|=|2x+M|. そして, a,b,ca, b, cはすべて相異なることから x0,Mx\neq 0, -M , つまり 2x+MM|2x+M|\neq M が分かる. a2bc2abc=b+x22x+M=b+2xM+M22x+M4=bx+M22x+M(2x+M)4\frac{a^2-bc}{2a-b-c}=b+\frac{x^2}{2x+M}=b+\frac{2x-M+\frac{M^2}{2x+M}}{4}=b-x+\frac{\frac{M^2}{2x+M}-(2x+M)}{4} M2ss\frac{M^2}{s}-sが整数であり44で割り切れるとき ssMMの偶奇が一致することが分かるので, 2x+M2x+Mを整数ssに置き換えても良い.         M2ss4\frac{\frac{M^2}{s}-s}{4}が整数になるような整数ssすべてで, s|s|の取りうる値が10001000種類, つまりM2ss4\frac{\frac{M^2}{s}-s}{4}が整数になるような正整数ssの個数がs=Ms=Mを含めて10011001個になる最小のMMを見つければよい.
MMが奇数のとき, M2ss\frac{M^2}{s}-sが整数なら必然的に44の倍数になるので, M2M^2の正の約数が10011001である最小のMMを求めればよい. そのような数は36×55×733^6 \times 5^5 \times 7^3.
MMが4の倍数ではない偶数のとき, ssも偶数であることが計算によりわかるので, M=2m,s=2tM=2m, s=2tとおくと, M2ss4=m2tt2\frac{\frac{M^2}{s}-s}{4}=\frac{\frac{m^2}{t}-t}{2} mmは正の約数を10011001個もつ奇数なので, 最小のMM2×36×55×732 \times 3^6 \times 5^5 \times 7^3.
MM44の倍数の時, ss44の倍数であることが計算によりわかるので, M=4m,s=4tM=4m, s=4tとおくと, M2ss4=m2tt\frac{\frac{M^2}{s}-s}{4}=\frac{m^2}{t}-t mmは正の約数を10011001個持つ正整数なので, 最小のMM28×35×532^8 \times 3^5 \times 5^3.
よって最小のMM28×35×532^8 \times 3^5 \times 5^3.