少しゴリ押し強めの解法です.
△DEH と △CBH は相似であり,その相似比は cos∠A:1 であるから BC=10/cos∠A である.また,接弦定理より ∠A=∠CBP だから BC=32cos∠A である.これらを連立することで cos∠A=5/4,BC=85 を得る.
BC の中点を M とし,H から直線 PM に下ろした垂線の足を Q とおく.また △BHC の外心を O とおく.このとき O は線分 PM 上にあり,∠BOC=2∠A が分かるから
MO=21BC×115=1120, HO=21BC×114=11165
を得る.また PM=1144 であるから PO=1124 である.ここで QO=x とおけば,三平方の定理より
(419)2−(11165)2=HP2−HO2=QP2−QO2=(x+1124)2−x2
が成立し,これを解くことで x=1131 を得る.同時に HQ=29 も分かる.以上より,直線 AH と BC の交点を F とおけば
BH2=BF2+HF2=(BM−HQ)2+(QO−MO)2 (∵AB<AC)=(45−29)2+112=120−8145
従って解答すべき値は 120+8+145=273 である.