公式解説の C′ に気づけなくても BM2=AM×CM を得る方法です!
まず,仮定より BC:DC=AB:AD.M を中点連結定理で活かしたいので,AB の中点を N とおくと,仮定と合わせて
AN:MN=2AB:2AD=AB:AD=BC:DC.
また AD//NM および円に内接する四角形の性質を用いて
∠ANM=180∘−∠BNM=180∘−∠BAD=∠BCD.
よって二辺比夾角相等より △ANM と △BCD は相似であり
∠BAM=∠NAM=∠CBD=∠CBM.
同様の議論で ∠ABM=∠BCM も分かるので,二角相等より △ABM と △BCM も相似.したがって AM:BM=BM:CM より BM2=AM×CM.