2つの大学をそれぞれA大学,B大学とし,それぞれの大学の学生をA1,A2,…A10及びB1,B2,…B10とします.
さらに,最初に振り分けられたグループをグループ1~5として,グループ1にはA1,A2,B1,B2,グループ2にはA3,A4,B3,B4,…,グループ5にはA9,A10,B9,B10が所属していたとします.
組み換え後のグループを考えると,グループ1に所属していた人だけがいないグループ,グループ2に所属していた人だけがいないグループ,…,グループ5に所属していた人だけがいないグループの5つのグループができるのでそれぞれグループ1′~5′とします.
ここで,組み換え後においてA1,A2,B1,B2はそれぞれ別のグループに所属することになり,それぞれグループ2′,3′,4′,5′に所属したことにすれば対称性からこの場合の4!倍が答えになります.
この時残り学生の振り分けについて考えると,グループ1′の4人は元々グループ2,3,4,5でそのうち2人がA大学出身,グループ2′の3人は元々グループ3,4,5でそのうち1人がA大学出身,…,グループ5′の3人は元々グループ2,3,4でそのうち2人がA大学出身,となります.
元々のグループと出身大学の対応付け(グループ1′を除く)81通りを全て書き出すと,全体で同一グループに所属していたA大学出身者が2人ずつになるようにグループ1′の対応付けができるのはそのうち36通りです.
最後にA3とA4,A5とA6,…,B9とB10を区別して考えていなかったのでそれぞれを入れ替えたパターンを考え28倍する必要があります.
したがって求める場合の数は
4!×36×28=221184.