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OMC087 (Mathpedia杯)

OMC087(D)

ユーザー解説 by nesya

22つの大学をそれぞれAA大学,BB大学とし,それぞれの大学の学生をA1,A2,A10A_1,A_2,\ldots A_{10}及びB1,B2,B10B_1,B_2,\ldots B_{10}とします.
さらに,最初に振り分けられたグループをグループ1155として,グループ11にはA1,A2,B1,B2A_1,A_2,B_1,B_2,グループ22にはA3,A4,B3,B4A_3,A_4,B_3,B_4\ldots ,グループ55にはA9,A10,B9,B10A_9,A_{10},B_9,B_{10}が所属していたとします.
組み換え後のグループを考えると,グループ11に所属していた人だけがいないグループ,グループ22に所属していた人だけがいないグループ,\ldots ,グループ55に所属していた人だけがいないグループの55つのグループができるのでそれぞれグループ11^{\prime}55^{\prime}とします.
ここで,組み換え後においてA1,A2,B1,B2A_1,A_2,B_1,B_2はそれぞれ別のグループに所属することになり,それぞれグループ22^{\prime},33^{\prime},44^{\prime},55^{\prime}に所属したことにすれば対称性からこの場合の4!4!倍が答えになります.
この時残り学生の振り分けについて考えると,グループ11^{\prime}44人は元々グループ2,3,4,52,3,4,5でそのうち22人がAA大学出身,グループ22^{\prime}33人は元々グループ3,4,53,4,5でそのうち11人がAA大学出身,\ldots ,グループ55^{\prime}33人は元々グループ2,3,42,3,4でそのうち22人がAA大学出身,となります.
元々のグループと出身大学の対応付け(グループ11^{\prime}を除く)8181通りを全て書き出すと,全体で同一グループに所属していたAA大学出身者が22人ずつになるようにグループ11^{\prime}の対応付けができるのはそのうち3636通りです.
最後にA3A_3A4A_4A5A_5A6A_6\ldots B9B_9B10B_{10}を区別して考えていなかったのでそれぞれを入れ替えたパターンを考え282^8倍する必要があります.
したがって求める場合の数は
4!×36×28=221184.4!×36×2^8=\mathbf{221184}.