公式解説と同様,300 を一般に 3N とおく.タイル全体の大きな正三角形と同じ向きで,あるタイルの頂点にあたる点 3 つを頂点にもつ正三角形について,一辺の長さが 3 の倍数ではないときは正六角形は内接せず,一辺の長さが 3n (n=1,…,N) であるとき,仮定の正六角形は n 個内接する(内接する一辺 n の正六角形と,それに内接する正六角形を考えると良い).このように,この正三角形すべてについて,対応する正六角形を考えれば,仮定の正六角形は過不足なく現れる.この正三角形の個数は,一辺 3n のとき
1+⋯+(3N−3n+1)=2(3N−3n+1)(3N−3n+2)
であるから,求める個数は
n=1∑N2n(3N−3n+1)(3N−3n+2)=n=1∑N29n(N−n)(N−n+1)+2n=9n=1∑N−1nC1N−n+1C2+n=1∑Nn=9N+2C4+2N(N+1)=8N(N+1)(3N2+3N−2)=38251225.