いまタイル張りが無限に続いているとして,あるタイルの頂点にあたる点を良い点と呼ぶこととする.
2 頂点が良い点である正三角形について,もう 1 頂点も良い点であることがわかるから,ある正六角形の頂点が全て良い点であるとき,その中心も良い点である.
逆に,中心と 1 頂点を良い点に定めたとき,残りの 5 頂点が良い点であるような正六角形が定まる.
一般に 300 を 3N とし,一辺 3N の正三角形の 3 頂点を A,B,C とする.良い点 P について,P を通り CA に平行な直線と線分 AB の交点を XP とし,同様に YP,ZP を定める.このとき,点 P を中心とする良い点からなる正六角形の個数は,一辺が min(PXP,PYP,PZP) の正三角形から 1 頂点を選ぶ方法に対応するから,
21min(PXP,PYP,PZP)(min(PXP,PYP,PZP)+1)
で表せる.P によらず PXP+PYP+PZP=3N であることに留意して,求める答えは
21a+b+c=3N∑min(a,b,c)(min(a,b,c)+1)=21(3k=0∑N−1k(k+1)(3N−3k)+N(N+1))=21(43(N−1)N(N+1)(N+2)+N(N+1))=81N(N+1)(3N2+3N−2)=38251225
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