4 つの点をベクトルで対応させます.具体的には,0,x1,x2,x3 とそれぞれの点を対応させます.
原点から出てくる 1 次独立な 3 つのベクトルを定めると,そのベクトルのつくる平行六面体は一意に定まるので,
この 3 つのベクトルを p,q,r と定めます.このとき平行六面体の原点以外の頂点の集合 S は次のように表せます:
S={p,q,r,p+q,q+r,r+p,p+q+r}.
x1,x2,x3 が相異なる S の要素になるような p,q,r の組を考えます.
S の 7 つの要素から x1,x2,x3 に対応させる方法は 7×6×5=210 通りあります.
ここで,S から選んできた 3 つの要素が一次従属であるとき,条件を満たすような p,q,r は存在しないことがわかるので,そのような場合を除きます.一次独立になるのは,以下のような場合です:
- x1=p, x2=q, x3=p+q.
- x1=p, x2=q+r, x3=p+q+r.
これらはともに 18 通りずつあるので,条件を満たすような p,q,r の組は 210−18×2=174 通りあります.
最後に,p,q,r は平行六面体をつくるにあたって区別しないので 3! で割って 29 通りです.