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OMC066 (for beginners)

OMC066(D)

 DD から ACAC におろした垂線の足を HH としたとき, DH=9DH=9 であることを示す.

証明1.  ACACBDBD の交点を EE とすれば, 内角の二等分線定理から AE:EC=34:16AE:EC=34:16 が成立するから, AH=HCAH=HC とあわせて AH:HE:EC=25:9:16AH:HE:EC=25:9:16 が従う. よって BC:DH=CE:EHBC:DH=CE:EH より DH=9DH=9 である.

証明2. ABABDHDH の交点を FF とすれば, AF=BF=17AF=BF=17 であり, 一方で BDF=DBC=FBD\angle{BDF}=\angle{DBC}=\angle{FBD} より BF=DF=17BF=DF=17 である. よって FH=BC/2=8FH=BC/2=8 より DH=DFFH=9DH=DF-FH=9 を得る.

 三平方の定理より AC=30AC=30 であることとあわせて, 求める面積は (16+9)×30/2=375(16+9)\times30/2=\textbf{375} である.

余談. 今回は不要であるが, 角度の条件より A,B,C,DA,B,C,D は同一円周上にある. これを示そう.
 ABCABC の外接円と ACAC の垂直二等分線の交点のうち, ACAC に関して BB と反対側にあるものを DD^\prime とすると, これは AD=CDAD^\prime=CD^\prime をみたし, 円周角の定理より BDBD^\primeABC\angle ABC を二等分する. すなわち DDDD^\prime に一致する.
 すなわち, 実は ADB=90\angle ADB=90^\circ であることや, 証明2における FF はこの円の中心であることが従う.

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