補題. 下図で AB=AC のとき, BQ:QC=PQ:QR である.
証明. 直線 AC 上に QR=QR′ なる R でない点 R′ をとると, ∠BPQ=∠ARQ=∠CR′Q が成立する. これと ∠B=∠Cより △BPQ と △CR′Q は相似であるから, BQ:QC=PQ:QR′=PQ:QR.
補題とトレミーの定理より
DE×FG+539=3DE×2FG
が従うから, DE×FG=39 である. ∠DEG=∠DFG に留意すれば, DE=x とおけば余弦定理より
2×x×3xx2+(3x)2−39=2×x39×x239(x39)2+(x239)2−39
を解けばよい. これを整理すると, x4+5x2−78=0 となり, x=339 を得る. よって DE=339,FG=3,EG=39 が分かり, 余弦定理より
cos∠EDG=2×339×39(339)2+39−39=61
また ∠EDG=∠GFCより,
CG=32+42−2×3×4×61=21
となる. 方べきの定理より
4×(4+5)=21×CA
であるから, CA=2136=1273 で, 特に求める値は 122×3×7=3024 である.
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