PからBCに下ろした垂線の足をHとする. 4点A,B,P,Cは同一円周上にあるので,
∠ABP+∠ACP=180∘.(1)
また, 円周角の定理の逆より, 4点M,B,P,Hは同一円周上にあり,
∠ABP=∠MBP=180∘−∠PHM.
4点N,C,H,Pは同一円周上にあり,
∠ACP=180∘−∠PCN=180∘−∠PHN.
よって(1)が,
(180∘−∠PHM)+(180∘−∠PHN)=180∘⟺∠PHM+∠PHN=180∘
となるので3点H,M,Nは同一直線上にある. すなわち, HはMNとBCの交点でQと一致する(Simsonの定理の逆). 円周角の定理の逆より,4点M,B,P,Qは同一円周上にあり∠PBC=∠PMN,4点N,C,Q,Pは同一円周上にあり∠PCB=∠PNMであるから
△PBC∼△PMN.
また, 4点A,M,P,Nも同一円周上にあるので, Ptolemyの定理より,
AP⋅MN=AM⋅PN+AN⋅PM⟺25⋅MN=20⋅252−242+24⋅252−202⟺MN=20.
△PBCと△PMNの相似比をk:1 (k>0)とすると, PB=15k,PC=7k,BC=20kとなり, Heronの公式から,
△PBC=21k⋅6k⋅14k⋅k=42k2.
また, PQ⊥BCより,
△PBC=21⋅BC⋅PQ=21⋅20k⋅5=50k.
これらが等しいことから,
42k2=50k⟺k=2125
であり,
BC=21500.
ここで, 三角形の面積公式から,
△PBC=21⋅PB⋅PC⋅sin∠BPC=21⋅15k⋅7k⋅sin∠BPC=2105k2sin∠BPC.
これが42k2と等しいことから,
sin∠BPC=54.
したがって, 正弦定理からΓの半径Rは
R=2sin∠BPCBC=42625.
すなわち,求める値は625+42=667.
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